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短詩や短い話中心。801表現を理解出来ない方は退出した方が身のためです。
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「笑い方が分からなくなったお前は、既に自分の本心も分からないんだろ?」


「何言ってるんだよ、ユウ?」


意味が分からない、と言いたげに首をかしげて俺を見る。
笑顔が見えるのは俺の錯覚。
目の前の表情は









無表情の鋼鉄の仮面。
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「本当は、あいつが付き合ってる事知ってた」

「うん」

「…でも、それでも俺は、」

「好きなんだろ?」

「…っ!」


自分で理解しているつもりでも、他人に言われると心に突き刺さる。
今の君は酷く滑稽で、…それでいて愛しい。
君の気持ちが届かないのと同じく、僕の気持ちも君に届かない。

「似た者同士だね」


呟いた言葉は、君に届く事なく風に溶けた。
白い息が視界を埋める。
ついでに記憶も消してくれたらいいのに。
足跡と共に地面に残っているのは、


愛しき人の血液。
「花の匂いがする」


「…椿、だと」


今日の任務を振り返って呟いた。
恐ろしい程に椿ばかりの庭の手入れをさせられた。
今日もまた変な仕事だった、なんて物思いにふけっていたら背後にゲンマが迫っていた。


「椿もいいけどな、俺の匂いにしとけ」


髪に顔をうずめながら、腕を回してくる。
不意打ちでそんな事を言うもんだから、顔が火照るのを抑え切れなかった。
後ろ向きでよかったと思う反面、どんな顔をして言ったのか見てみたかった。
好奇心に負け後ろを向くと、すかさず唇を塞がれた。














「いてぇ…」


「外でするなと言っただろ」


もちろん反射的に殴ったけど。

「俺が居なくなったらどうするんだよ」


ふと、そんな事を言われてもどうしていいのか分からない。
だって、あんたの居ない世界なんて考えもしなかった。
否、考えられない。
…もしも、本当にそんな事があるならば


「あんたを殺しますぁ」

「それは大変だな」


せいぜい気を付けるよ、と笑った顔が愛しくて




ガラにも無く自分からキスをした。
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